Vivre avec l`esprit ancient ~アンティークのある暮らし~Vol.2「Bar Dr.moshpit / kitchen maroyaka waltz」

“1点でドカッとキマるのが、
アンティークの存在感、モノの魅力。”

Bar Dr.moshpit / kitchen maroyaka waltz (川崎区)

京急川崎駅から歩いて2分、北欧の一軒家風なファサードが目立つ建物。
階段を上がって、Wood調のアンティークな扉から一歩中に入ると、そこにはフランスの田舎や北欧を連想させる居心地の良い空間が現れる。
アンティークやインテリア、こだわりの内装に囲まれ、落ち着いた時間を過ごすことができる大人に人気のお店が、今回ご紹介する「Bar Dr.moshpit」です。

そんなこだわりのお店のオーナー、石井さんにお話をお聞きしました。

川崎に、大人が集える隠れ家的なバーを作りたかった。

ーーお店を始められたきっかけを教えていただけますか?

(石井さん)生まれ育ったのは川崎の高津区で、実家は洋食屋をやっています。そして自分も大人になってから飲食業に就き、川崎で下積みをやってきました。最初は今のお店の雰囲気とはまったく違う賑やかなお店からスタートし、イタリアンのお店などを渡り歩いて後、独立して自分の店をオープンしました。

ー 元々はパンクバンドをやっていた、というオーナーの石井さん

川崎に、大人が集える隠れ家的なバーを作りたくて、2011年5月、仲見世通りの裏手の桜新道に「Bar Dr.moshpit」をオープンしました。しかし建物が老朽化で出なきゃいけなくなってしまい、現在の場所を見つけたんですが、1F2Fを借りることが条件だったんですね。

前のお店はカフェ&バーで、料理も出していたので、この移転を機に、料理とお酒を2つに分けようと思ってできたのが、今の2Fの「Bar Dr.moshpit」と、1Fの新店「kitchien maroyakawaltz」です。ここがオープンしてから、今年でもうすぐ2年になります。

ー フランス製のアンティークな扉の向こうに広がるバー空間

尖ったお店づくりをする方が、目立つんじゃないかな。

ー 2015年には「GUINESS BEST PUB」にも選ばれた

ーーお店のポイントはどんなところですか?

(石井さん)移転を機に、1Fはカジュアルだった部分を引き継ぎ、飲み物はワインをメインに、お食事メニューを充実させました。2Fは、クラシック、オーセンティックなバーの部分を、もっと強調するようなお店にしました。

ー 女性にもオススメの季節のカクテル

1Fは、とにかく内装にこだわりましたね。ヨーロッパの田舎の家を想像させるような空間で、ワインとそれに合うお料理のマッチングを楽しんでいただきけるお店にしています。野菜ソムリエとチーズソムリエがいるのと、ワインソムリエも現在取得に向けて勉強しているところです。

2Fはバーの営業が始まるともっと照明を落としてキャンドルつけて雰囲気ある感じなので、大人の方々に落ち着いて飲んでいただける場所だと思います。川崎には落ち着いて飲めるような、雰囲気のあるお店がまだまだ少ないという実感があったので、そういう場所を作りたかったんです。

またカクテルの技術は、川崎のバーの中でもトップクラスだと思っているので自信がありますね。あとは、ギネスビールのギネス社が毎年認定している「GUINESS BEST PUBS」というのがあるんですが、ビアパブが並ぶ中で、ショットバーとしては異例なんですが、2015年に認定を頂きました。

川崎周辺には、都内と違ってなかなかお店のバリエーションが少ない分、尖ったお店づくりをする方が、目立つんじゃないかな、と思っているので、これからもこだわり続けていきたいと思います。

あのシャンデリアは、私がお店を出す時に父の店から譲り受けたものなんですよ。

ーーアンティークとの出会いはいつですか?

そもそも最初はアンティークとかよくわからなかったんですが、最初のお店を作る時に、あの子(シャンデリア)を主役にしたお店を作りたかったんです。あれをシンボリックに見せる、シャンデリアが似合う店づくりをしようと思った時に、こういう古材を使ったり、壁に質感を持たせたりっていう内装の方向性が決まったんです。

ー お店づくりの中心となった、お父様のお店から譲り受けたシャンデリア

そもそもあのシャンデリアは、私がお店を出す時に父の店から譲り受けたものなんですよ。父は高津区で、今年で44年目になる昔ながらの洋食屋を経営しているんですが、実はそのお店がオープンするときに、お客様からあのシャンデリアを頂いたらしいんです。どこのもので、何年ぐらい前のものなのか、今ではもうわからないのですが・・・。(笑)

入口にちゃんとこだわりがあるお店って、ハズれたことがないんですよ。

ー 1F「kitchen maroyaka waltz」の入口の扉

ーーお店の扉もアンティークなものでこだわっていらっしゃいますね?

1Fの入口の扉はイギリスのもので、2Fの扉はフランスのものです。どちらも、このお店をやって頂いた内装業者さんと一緒に色々なアンティークショップを探し回って、店のイメージに合うものを選び抜いたものです。

これまで僕は色々なお店を見てきたんですが、入口にちゃんとこだわりがあるお店って、ハズれたことがないんですよ。入口はお店の「顔」ってよく言いますが、まさにそうなんです。入口には、すごくこだわりましたね。

アンティークであることが良かったところは、初めていらしたお客様との会話のきっかけになったりするんです。1Fなんてお店が特に目立つ場所にあるんで、「このお店、ずっと気になっていた」、とか、「何かカワイイ」って言って頂けたりすることも多いんですよ。ドアを開けて入って来られた瞬間、店舗空間に対して、「わーっ!」って言って頂いたりすると、すごく嬉しくなりますね。(笑)

1点でドカッとキマるのが、アンティークの存在感、モノの魅力。

ーー最後に、アンティークの魅力ってどんなところでしょうか?

(石井さん)やっぱり存在感があって、1点でドカッとキマるっていうのは、やっぱりアンティークの存在感、モノの魅力だと思いますね。他の物ではなかなかその存在感は作れないと思います。
私たちも結果こういうお店づくりをしましたけど、古材なんか普通の木材に比べれば圧倒的に高い。でもそれはライフスタイルを提案する立場として、妥協できない部分だと思ったんです。

お客様にこういう空間で、ゆっくりとお食事やお酒を楽しんで頂くことで、気持ちが満たされる喜びとか幸せってあると思いますし、だからこそ、それを気に入ってくれる感性とかマインドをお持ちのお客様が集まって頂けるんだと思います。そういう気持ちがわかって頂けるような方々が、たぶんアンティークとかも購入されて、お部屋に置かれたりする方なんじゃないかと思うんですよね。つまり、お店も、お食事も、お酒も、アンティークも、すべては時間や空間を楽しむっていうことにつながるんだと思います。

これからも、食事やお酒だけでなく、時間や空間を楽しむことをわかっていただけるお客様が、1人でも多く川崎の街に増えてくれたら、いいなって思っています。

Bar Dr.mosh pit
(バー・ドクター・モッシュ・ピット/バー)

住所
川崎市川崎区砂子1丁目1-13 いせやビル 2F
※地図はコチラ
電話番号
044-201-9350
営業時間
19:00~26:00(L.O.24:00)※水曜日定休

kitchien maroyaka waltz
(キッチン・マロヤカ ワルツ/ワインバー)

住所
川崎市川崎区砂子1丁目1-13 いせやビル 1F
※地図はコチラ
電話番号
044-201-9350
営業時間
17:00~24:00