LA CITTADELLA


グランプリ受賞作品

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「おじさん公園のひみつ」 作:加藤光 横浜市在住 10歳

ぼくたちは、総合学習の時間に「わたしたちの町をしらべよう」というテーマで発表することになった。
ぼくたち一班四人は、学校のとなりにある『おじさん公園』のおじさんについて調べることにした。
おじさんはラッパをもって、ベンチにすわっている。
・どうしてラッパを持っているんだろう
・どうしてベンチのまん中にすわっているんだろう
家の人や近所の人に聞いてみた。町の人にもインタビューした。でも、だれもよくわからなかった。しかし、ちょっとこわいうわさを教えてもらった。
 毎日六時ちょうどにおじさんが動くらしい。
おじさんは茶色の金属みたいなのでつくられている。なので動くなんておかしい。
それで、ぼくたち四人は、六時に見ることにした。
6時になったしゅんかんにおじさんの目がギロリと少し動いた。
「見た?」
けれど、見たのはぼく一人だった。みんなまばたきをしたり、かっこいいバイクを見てしまっていた。
また次の日に六時に見に行った。今度はみんなしっかり見た。おじさんはたしかに動いた。
それからぼくたちは毎日六時におじさんが動くのを見に行った。おじさんは毎日動いた。ぼくたちがその話をすると、クラスの子も一緒に見に来るようになった。そのうちにおじさんが長く動くようになった。見に来る人が多くなるほどおじさんも長く動くよになった。
そして、ぼくたちが質問をすると首をうごかして返事をするようになった。

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